2007年04月

2007年04月16日

LOVE62[風邪]

君が居なくなるのを幸いに
予定を入れていた二つの飲み会は

僕の風邪という天罰を以って
二連発のキャンセル

やっぱり私が居ないとダメね

君は誇らしげに電話の向こうで笑うのだった

でも風邪は君が居たってひいてたと思うよ
確かに君が居ないって開放感は無くは無いんだけど…

がらがら声でムキになって口を尖がらせる僕を
電話の向こうで年下の君は穏やかに諭すのだった

寝る前にちゃんと薬を飲んでおきなさいよ

kimihiro3 at 21:28|PermalinkComments(0)TrackBack(0)  

LOVE61[ある朝]

朝起きてガラス戸越しに見た黒っぽい子猫
帰りに道端でその亡骸を見つけた
交通事故?

自転車の女の子が一旦通り過ぎ
引き返して確認

今朝庭に居た後ろ姿
逃げられるのが厭だったからガラス戸は開けなかった
でも…

ひいた車も後片付けはし難いから
仕方がないか
でも…

kimihiro3 at 21:26|PermalinkComments(0)TrackBack(0)  

LOVE60[バーチャル]

逝去。

弟が逝ってしまって、もう何年になるんだろう。
特に年に一度は必ず会ってたという訳でもないのに、
もう二度と会えない永久の別れだと思うと悲しくなる。

これからはこう思うことにしよう。

弟は高い山の上で生きている。
いつでも会えるから、会わないだけなんだと。

kimihiro3 at 21:23|PermalinkComments(0)TrackBack(0)  

LOVE59[幸せ色のオブジェ]

本当は幸せな家庭を作って
君の成長をずっと見守っていたかった

ゆうこ…

一番君がかわいい時期に
側で見守ってあげられなくて
静かな時を共有してあげられなくて
本当にごめん

せめて今日だけは
貪るように二人で時を共有して
ぽっかりと抜け落ちてしまっている
あの頃の時間を取り戻そう

幸せな父と娘を演じることで
あの頃の暗く重たい思い出を
幸せ色に塗り替えようとしている

でも上塗りされた薄っぺらな明色は
長い間沈殿した鉛の固まりを覆い尽くせる訳もなく
いくら塗り重ねても
すぐに剥げ落ちたり
錆びて鈍色に変色したりしてしまう

(本当の色じゃないんだ!)

でも何度も何度も塗り重ねていったら
剥げ落ちた塗装も
さび付いて変色した部分も
分厚い明色の塗装にくるまれて
幸せ色に輝く日が来るかもしれない

僕は信じる

幸せ色だけで塗り重ねたオブジェよりは
重厚な鉛の上に幸せ色の塗装を塗り重ねたオブジェの方が
もっと揺るぎないものになることを

全ての生涯を掛けて
僕は信じる

kimihiro3 at 21:20|PermalinkComments(0)TrackBack(0)