LOVE35【ラヴ・ストーリー】LOVE37【再会】

2004年09月04日

LOVE36【ある夏の午後】

公園を行き過ぎる しっとりと
濡れ髪を垂らした少女の列

振り向きざまに
カルキの匂いが鼻面をかすめる

気づかぬうちに
あたりはすっかり夏なのだ
(真っ白なブラウスの照り返しに目を細める季節)

夏だ 夏だ!
太陽が気が狂う夏だ

夏だ 夏だ!
カビだのばい菌だのが大いにはびこる夏だ

夏だ 夏だ!
蝿や蚊や家中のゴキブリどもが辺り構わず出没する夏だ

やたらと嬉しくなって
そこいら中を駆けずり回る

パシャ!−−−打ち水だ
僕は避けきれずにその一撃を足にくらった

「ごめんなさい」

すかさず爽やかな女の声が
僕を襲った

kimihiro3 at 22:13│Comments(0)TrackBack(0)  

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