2007年04月16日
LOVE62[風邪]
君が居なくなるのを幸いに
予定を入れていた二つの飲み会は
僕の風邪という天罰を以って
二連発のキャンセル
やっぱり私が居ないとダメね
君は誇らしげに電話の向こうで笑うのだった
でも風邪は君が居たってひいてたと思うよ
確かに君が居ないって開放感は無くは無いんだけど…
がらがら声でムキになって口を尖がらせる僕を
電話の向こうで年下の君は穏やかに諭すのだった
寝る前にちゃんと薬を飲んでおきなさいよ
予定を入れていた二つの飲み会は
僕の風邪という天罰を以って
二連発のキャンセル
やっぱり私が居ないとダメね
君は誇らしげに電話の向こうで笑うのだった
でも風邪は君が居たってひいてたと思うよ
確かに君が居ないって開放感は無くは無いんだけど…
がらがら声でムキになって口を尖がらせる僕を
電話の向こうで年下の君は穏やかに諭すのだった
寝る前にちゃんと薬を飲んでおきなさいよ
LOVE61[ある朝]
朝起きてガラス戸越しに見た黒っぽい子猫
帰りに道端でその亡骸を見つけた
交通事故?
自転車の女の子が一旦通り過ぎ
引き返して確認
今朝庭に居た後ろ姿
逃げられるのが厭だったからガラス戸は開けなかった
でも…
ひいた車も後片付けはし難いから
仕方がないか
でも…
帰りに道端でその亡骸を見つけた
交通事故?
自転車の女の子が一旦通り過ぎ
引き返して確認
今朝庭に居た後ろ姿
逃げられるのが厭だったからガラス戸は開けなかった
でも…
ひいた車も後片付けはし難いから
仕方がないか
でも…
LOVE60[バーチャル]
逝去。
弟が逝ってしまって、もう何年になるんだろう。
特に年に一度は必ず会ってたという訳でもないのに、
もう二度と会えない永久の別れだと思うと悲しくなる。
これからはこう思うことにしよう。
弟は高い山の上で生きている。
いつでも会えるから、会わないだけなんだと。
弟が逝ってしまって、もう何年になるんだろう。
特に年に一度は必ず会ってたという訳でもないのに、
もう二度と会えない永久の別れだと思うと悲しくなる。
これからはこう思うことにしよう。
弟は高い山の上で生きている。
いつでも会えるから、会わないだけなんだと。
LOVE59[幸せ色のオブジェ]
本当は幸せな家庭を作って
君の成長をずっと見守っていたかった
ゆうこ…
一番君がかわいい時期に
側で見守ってあげられなくて
静かな時を共有してあげられなくて
本当にごめん
せめて今日だけは
貪るように二人で時を共有して
ぽっかりと抜け落ちてしまっている
あの頃の時間を取り戻そう
幸せな父と娘を演じることで
あの頃の暗く重たい思い出を
幸せ色に塗り替えようとしている
でも上塗りされた薄っぺらな明色は
長い間沈殿した鉛の固まりを覆い尽くせる訳もなく
いくら塗り重ねても
すぐに剥げ落ちたり
錆びて鈍色に変色したりしてしまう
(本当の色じゃないんだ!)
でも何度も何度も塗り重ねていったら
剥げ落ちた塗装も
さび付いて変色した部分も
分厚い明色の塗装にくるまれて
幸せ色に輝く日が来るかもしれない
僕は信じる
幸せ色だけで塗り重ねたオブジェよりは
重厚な鉛の上に幸せ色の塗装を塗り重ねたオブジェの方が
もっと揺るぎないものになることを
全ての生涯を掛けて
僕は信じる
君の成長をずっと見守っていたかった
ゆうこ…
一番君がかわいい時期に
側で見守ってあげられなくて
静かな時を共有してあげられなくて
本当にごめん
せめて今日だけは
貪るように二人で時を共有して
ぽっかりと抜け落ちてしまっている
あの頃の時間を取り戻そう
幸せな父と娘を演じることで
あの頃の暗く重たい思い出を
幸せ色に塗り替えようとしている
でも上塗りされた薄っぺらな明色は
長い間沈殿した鉛の固まりを覆い尽くせる訳もなく
いくら塗り重ねても
すぐに剥げ落ちたり
錆びて鈍色に変色したりしてしまう
(本当の色じゃないんだ!)
でも何度も何度も塗り重ねていったら
剥げ落ちた塗装も
さび付いて変色した部分も
分厚い明色の塗装にくるまれて
幸せ色に輝く日が来るかもしれない
僕は信じる
幸せ色だけで塗り重ねたオブジェよりは
重厚な鉛の上に幸せ色の塗装を塗り重ねたオブジェの方が
もっと揺るぎないものになることを
全ての生涯を掛けて
僕は信じる
2006年12月27日
LOVE58[奇跡]
広大な宇宙という時空
微妙な釣り合いを保ちながら
この星は存在する
僕らもそうだ
数え切れない偶然が重なり
生み出された人類という生命体
何億分の一 何兆分の一
気が遠くなるほどの時空の偶然の産物
一見無秩序な混沌の中から
湧いて出たように思われる生命
だがそこには
自然の摂理という極めて厳格な法則に基づいた
作為が存在する
(その作為の源が神と呼ばれているのかもしれない)
広大な宇宙という時空
微妙な釣り合いを保ちながら
この星は存在する
宇宙の片隅
この星の片隅に
僕は君という奇跡を見つけた
微妙な釣り合いを保ちながら
この星は存在する
僕らもそうだ
数え切れない偶然が重なり
生み出された人類という生命体
何億分の一 何兆分の一
気が遠くなるほどの時空の偶然の産物
一見無秩序な混沌の中から
湧いて出たように思われる生命
だがそこには
自然の摂理という極めて厳格な法則に基づいた
作為が存在する
(その作為の源が神と呼ばれているのかもしれない)
広大な宇宙という時空
微妙な釣り合いを保ちながら
この星は存在する
宇宙の片隅
この星の片隅に
僕は君という奇跡を見つけた
LOVE57[テロ&戦争]
人は生まれてくるときは個々なのに
死ぬときは一編だったりする
如何なる理由があろうとも大量殺戮には異議を唱える
殺戮を容認するような神なら断じて要らない!
少なくとも僕は一人で生まれてきたから
一人で死にたい
死ぬときは一編だったりする
如何なる理由があろうとも大量殺戮には異議を唱える
殺戮を容認するような神なら断じて要らない!
少なくとも僕は一人で生まれてきたから
一人で死にたい
LOVE56[春2]
今頃になると
つくしんぼうやいろんな虫たちが
土の中から顔を覗かせ
花粉や黄砂混じりの空気は
寒暖を繰り返しながらも
着実にヒートアップ
日本列島は
WBCの話題で持ち切りだし
僕はといえば
鼻腔のむず痒さに
くしゃみを繰り返し
とはいえ
今日はオフだし
縁側で猫とお昼寝
ぼんやりとした春霞の中
桜前線北上中
つくしんぼうやいろんな虫たちが
土の中から顔を覗かせ
花粉や黄砂混じりの空気は
寒暖を繰り返しながらも
着実にヒートアップ
日本列島は
WBCの話題で持ち切りだし
僕はといえば
鼻腔のむず痒さに
くしゃみを繰り返し
とはいえ
今日はオフだし
縁側で猫とお昼寝
ぼんやりとした春霞の中
桜前線北上中
LOVE55[クリスマス・イブ]
たくさんの俄クリスチャンが
シャンペングラスを傾け
ケーキを食らい
一頻り高らかな笑い声や
叫び声で
辺りの静寂を掻き乱す
(でも今日は聖なる夜…)
街を抜けると師走の喧騒が
まるで嘘のように
夜の闇が覆い尽くす
(今日は聖なる夜…)
星々の降る天空から
いつの間にか雪が舞い降り
お誂え向きのホワイトクリスマス
津々と降り積もる雪に
ジングルベルの音が遠くの空から
聞こえ始める…
(今日は聖なる…、しっ!)
暖炉脇のツリーに吊した
大きな靴下
おやすみ子供たち
白いトナカイの夢を見て
君たちのサンタは
もうここに居る…
シャンペングラスを傾け
ケーキを食らい
一頻り高らかな笑い声や
叫び声で
辺りの静寂を掻き乱す
(でも今日は聖なる夜…)
街を抜けると師走の喧騒が
まるで嘘のように
夜の闇が覆い尽くす
(今日は聖なる夜…)
星々の降る天空から
いつの間にか雪が舞い降り
お誂え向きのホワイトクリスマス
津々と降り積もる雪に
ジングルベルの音が遠くの空から
聞こえ始める…
(今日は聖なる…、しっ!)
暖炉脇のツリーに吊した
大きな靴下
おやすみ子供たち
白いトナカイの夢を見て
君たちのサンタは
もうここに居る…
2005年05月15日
LOVE54【大晦日】
何億年ものこの星の歴史からすれば
高々時の一区切りには過ぎないけれど
二十世紀最後の日
一千年前の人々はどんな風に
この区切りを見送ったのだろう
おおつごもり
いつもと同じ時が
いつもよりしっとりと
私の側を通り過ぎて行く
2000年12月31日11:02:58
高々時の一区切りには過ぎないけれど
二十世紀最後の日
一千年前の人々はどんな風に
この区切りを見送ったのだろう
おおつごもり
いつもと同じ時が
いつもよりしっとりと
私の側を通り過ぎて行く
2000年12月31日11:02:58
2005年04月09日
LOVE53【クリスマス】
きょうはクリスマス。
−天使たちが空いっぱいに舞い降りてくる日。
銘々がラッパやたて琴を鳴らしながら。
きょうはクリスマス。
−キリストの誕生日。
でも僕には君の誕生日ほど重要じゃないさ。
キリストはもう
年をとらないのだから。
−天使たちが空いっぱいに舞い降りてくる日。
銘々がラッパやたて琴を鳴らしながら。
きょうはクリスマス。
−キリストの誕生日。
でも僕には君の誕生日ほど重要じゃないさ。
キリストはもう
年をとらないのだから。