2004年01月16日
LOVE1【NEVERMORE】
初めまして｡発行人の森公宏です｡
このたびは『愛の詩集』に登録していただき､ありがとうございます｡
書きたいことはたくさんありますが､携帯ですし､ここで御託を並べるより､初回は名刺代わりに『私の大好きな詩』を一篇送らせていただいて､ご挨拶に代えさせていただきます｡ﾌﾗﾝｽ象徴詩の代表格ポール・ヴェルレーヌの詩で､辞書片手に私が訳しました｡この詩は英語の題名が付いています｡今後共によろしくお願いします｡
思い出よ､思い出よ｡僕にどうしろというのだ｡
あの秋､曇り空を横切ってつぐみが飛び
北風が調子っぱずれに歌う黄葉の森に
太陽は単調な光を投げかけた｡
僕たちは二人っきりで夢見心地で歩いた｡
彼女と僕と､髪の毛も思いも吹く風に任せて｡
突然僕の方に愛くるしい眼差しを向け
「あなたの一番楽しい時はいつでした?」彼女は声を黄金のようにはずませる｡
天使のように鮮やかな音色の中に甘く鳴り響く彼女の声｡
控えめな微笑で僕はそれに答え
おもむろに彼女の白い手に口づける｡
-ああ､青春の初花の何という芳しさ!
また魅力的なささやきの中
恋人の唇からもれる最初の｢ええ…｣の何と心ふるわせること!
このたびは『愛の詩集』に登録していただき､ありがとうございます｡
書きたいことはたくさんありますが､携帯ですし､ここで御託を並べるより､初回は名刺代わりに『私の大好きな詩』を一篇送らせていただいて､ご挨拶に代えさせていただきます｡ﾌﾗﾝｽ象徴詩の代表格ポール・ヴェルレーヌの詩で､辞書片手に私が訳しました｡この詩は英語の題名が付いています｡今後共によろしくお願いします｡
NEVERMORE
思い出よ､思い出よ｡僕にどうしろというのだ｡
あの秋､曇り空を横切ってつぐみが飛び
北風が調子っぱずれに歌う黄葉の森に
太陽は単調な光を投げかけた｡
僕たちは二人っきりで夢見心地で歩いた｡
彼女と僕と､髪の毛も思いも吹く風に任せて｡
突然僕の方に愛くるしい眼差しを向け
「あなたの一番楽しい時はいつでした?」彼女は声を黄金のようにはずませる｡
天使のように鮮やかな音色の中に甘く鳴り響く彼女の声｡
控えめな微笑で僕はそれに答え
おもむろに彼女の白い手に口づける｡
-ああ､青春の初花の何という芳しさ!
また魅力的なささやきの中
恋人の唇からもれる最初の｢ええ…｣の何と心ふるわせること!
kimihiro3 at 19:39│Comments(5)│
│詩
この記事へのコメント
5. Posted by 森公宏 2004年05月03日 11:35
ュキさんへ。
管理者の森です。
同じのが２つあったので、一つは削除させていただきました。
また気が向いたら、書きに来て下さい。
管理者の森です。
同じのが２つあったので、一つは削除させていただきました。
また気が向いたら、書きに来て下さい。
4. Posted by ュキ 2004年04月30日 12:30
いつも見てくんなかったね。
ボク、良い子なんかじゃなかったよ。
好きなアイドルも人と少し違ったよ。
それがなんなの？
いけない事なの？
大好きな家族も大好きなあの人も、ボクを突き放した。
そんな感情いっぱいのボクをどうして見捨てるの？
そんなに反抗しなかったよ。
そりゃ言う事あんまり聞かなかったけど。
だって、「ボク」がなくなりそうだったから。
親や友人の言いなりなんてヤだよね。
自分の意思を持ちたかったんだ。
ボクは虹を見た。
その前に空を見た。
青かった。
海みたいだった。
なにもかも吸い込んでしまうような広い広い空。
手を大きく伸ばした。
ぜんぜん届かないくらい高かった。
青い澄んだ空を眺めてから、「あの人」にまた会いに行った。
嫌われてもなんでも好きだと言いたかった。
忘れる事なんてない揺れる想い。
笑顔で迎えてくれた。
突き放されたはずなのに・・・
ボクは最初、言えずにいた。
手を繋いで歩いた道は一生忘れられないだろう。
ボクは公園のベンチに座って想いを投げかけた。
好きって想いを消す事はできない。
けれど、想いを続けるのも難しいのかもしれない。
それでもこの今「好き」という気持ちを大切にしたい。
今、ボクの前にいるのは「あの人」じゃなくなった。
「彼女」という名のボクの恋人。
ボク、良い子なんかじゃなかったよ。
好きなアイドルも人と少し違ったよ。
それがなんなの？
いけない事なの？
大好きな家族も大好きなあの人も、ボクを突き放した。
そんな感情いっぱいのボクをどうして見捨てるの？
そんなに反抗しなかったよ。
そりゃ言う事あんまり聞かなかったけど。
だって、「ボク」がなくなりそうだったから。
親や友人の言いなりなんてヤだよね。
自分の意思を持ちたかったんだ。
ボクは虹を見た。
その前に空を見た。
青かった。
海みたいだった。
なにもかも吸い込んでしまうような広い広い空。
手を大きく伸ばした。
ぜんぜん届かないくらい高かった。
青い澄んだ空を眺めてから、「あの人」にまた会いに行った。
嫌われてもなんでも好きだと言いたかった。
忘れる事なんてない揺れる想い。
笑顔で迎えてくれた。
突き放されたはずなのに・・・
ボクは最初、言えずにいた。
手を繋いで歩いた道は一生忘れられないだろう。
ボクは公園のベンチに座って想いを投げかけた。
好きって想いを消す事はできない。
けれど、想いを続けるのも難しいのかもしれない。
それでもこの今「好き」という気持ちを大切にしたい。
今、ボクの前にいるのは「あの人」じゃなくなった。
「彼女」という名のボクの恋人。
3. Posted by 森公宏 2004年04月06日 13:21
コメントありがとうございます。管理者の森です。
私自身は、詩って心や感動が伝えられるメディアの一つだと思っています。場合によっては、原稿用紙数百枚分の散文で伝えるより、数行の詩の方が作者の気持ちや感動が良く伝えられることもあります。
だから私は、やたら難しい言葉をただ並べ立てたような際物の詩なんかには興味はありませんし、書きたいとも思っていません。それは『日本語という美しいメディア』の非常に効率の悪い使い方だと思うからです。
理屈っぽくなってしまってごめんなさい。
さとみさんの詩、まだお若い方だと思いますし、正直少し荒削りな箇所はあります（ごめんなさい）が、気持ちは伝わってきましたよ。（ここが大事だと思うんです。難しさだけしか伝えられないようなものは、少なくともその人にとっては詩じゃないんです。）
どうか、詩も書き続けていって、時々は見せに来てください。
こちらの方も、週１回位のペースで更新していくつもりですので、よろしくお願いします。
私自身は、詩って心や感動が伝えられるメディアの一つだと思っています。場合によっては、原稿用紙数百枚分の散文で伝えるより、数行の詩の方が作者の気持ちや感動が良く伝えられることもあります。
だから私は、やたら難しい言葉をただ並べ立てたような際物の詩なんかには興味はありませんし、書きたいとも思っていません。それは『日本語という美しいメディア』の非常に効率の悪い使い方だと思うからです。
理屈っぽくなってしまってごめんなさい。
さとみさんの詩、まだお若い方だと思いますし、正直少し荒削りな箇所はあります（ごめんなさい）が、気持ちは伝わってきましたよ。（ここが大事だと思うんです。難しさだけしか伝えられないようなものは、少なくともその人にとっては詩じゃないんです。）
どうか、詩も書き続けていって、時々は見せに来てください。
こちらの方も、週１回位のペースで更新していくつもりですので、よろしくお願いします。
2. Posted by さとみ 2004年03月27日 22:58
ココに書いてある詩はどれも私の心に残る
とてもすばらしいものでした！そこで私も詩を書いてみました・・・
元々詩を書いたり読んだりするのが好きなんです！
下手かも知れませんが呼んでください・・・・
それとこれからも素晴らしい詩を書いてください私は
いつまでも楽しみにしています・・・
とてもすばらしいものでした！そこで私も詩を書いてみました・・・
元々詩を書いたり読んだりするのが好きなんです！
下手かも知れませんが呼んでください・・・・
それとこれからも素晴らしい詩を書いてください私は
いつまでも楽しみにしています・・・
1. Posted by さとみ 2004年03月27日 22:55
私は年上のあなたに恋をした
子供の私は恋をした
私は子供だけど変わったんだよ！！
少し大人になったんだよ。
それでもあたなはまた１つ大人になっていく
おいつかない触られない絶対縮まない歳の差
でもあなたの言葉が嬉しくてあなたの優しさが嬉しくて
切なくて苦しくてそれでも私は決めたんだ・・・
いつまでもあなたを待つって・・・いつまでも・・・
あなたが私を受け止めてくれるその日まで・・・
子供の私は恋をした
私は子供だけど変わったんだよ！！
少し大人になったんだよ。
それでもあたなはまた１つ大人になっていく
おいつかない触られない絶対縮まない歳の差
でもあなたの言葉が嬉しくてあなたの優しさが嬉しくて
切なくて苦しくてそれでも私は決めたんだ・・・
いつまでもあなたを待つって・・・いつまでも・・・
あなたが私を受け止めてくれるその日まで・・・
